ミドリムシの培養実験を開始します
ついに培養実験が始まります
本日は採取してきた水を培地に移し、本格的に培養実験をスタートさせたいと思います。
これは新宿中央公園にある「新宿白糸の滝」という場所で大変苦労して手に入れた貴重なサンプルなのですが……採取当時、この水がものすごく泡立っていた光景が頭から離れず、一抹の不安が拭いきれません。
常識的に考えて、こんなに泡立った公園の水を採取して自宅に持ち帰る人なんてそうそういないはず。誰も持ち帰る人がいないという事は、それだけ価値が無いのか、何かヤバイやつであるという事が考えられます。
そんな訳で、念のため他のサンプルも並行して培養し、結果を見比べていこうと思います。
比較対象があった方が観察の視点も広がりそうですし、なにより泡立った公園の水がダメだった時の保険は用意しておいた方が無難でしょう。
これは我ながらナイスアイデア。
追加サンプルその1:熱帯魚の飼育水
私は熱帯魚を飼育しているのですが、その水槽に入っている水を少し拝借してきました。
水槽の水はポンプで循環させているので「止水」ではないものの、長期的に水の透明度が維持されている点から見て、何らかの微生物が水を浄化してくれている可能性は高そうです。
追加サンプルその2、水道水
自宅で採取した水道水。蛇口をひねるだけで簡単に採取することができました。正直、こいつには何の期待もしていないのですが、万が一という事もありますし、比較対象は多いに越した事はありません。
では作業を開始します
作業内容としては、先日作っておいた培地(培養したミドリムシたちの住処になるもの)に水を垂らしていくだけなのですが、培養実験においては「コンタミネーション」に気を付ける事が重要らしいのです。
実は私もよく知らないのですが、どうやらコンタミネーションというのは本来入っちゃいけないものが入ってしまうことらしいです。私だって本来入っちゃいけないようなものには入ってほしくありません。
そこで、私も独自のコンタミネーション対策を実施した上で作業を開始します。
方法は培地を作成した時と同様で、除菌アルコールスプレーによって実験台(お盆)を丁寧に滅菌し、ローソクの炎によって落下菌に対抗するというもの。
コンタミネーション対策はバッチリ
さて、それではサンプルを培地に移していきます。
以上で作業完了。
あとは放置しておくだけで微細藻類が勝手に増えていく予定です。
もう結果が待ち切れませんね。