ミドリムシ培養企画、再始動!
微細藻類培養キットを購入するも…
先日、微細藻類に関する知識なんてほとんど無い私でも培養ができてしまいそうな雰囲気の商品「Feel so Scienceキットシリーズ#012 微細藻類培養キット」を購入してみたものの、取扱説明書を読んだらキット以外にも用意しなくてはならない機材や設備があるという事が発覚し、挫折しかかっていたところです。
必要な機材や設備に関する説明を読んでみみると、何やら聞き覚えの無い単語がバンバン登場し、実は思っていた以上にハードルの高い実験キットだったことを改めて痛感。
しかし私は諦めませんでした。毎日ユーグレナサプリを飲んで養ってきたポジティブさを発揮し、とりあえず取扱説明書をしっかり読んで実験内容について理解を深めるところから始めることにしたのです。
実験方法の概要
まず、このキットの実験方法を簡単にまとめると、
① 培地を作る:微細藻類の住むところを用意する
② サンプリングする:微細藻類のいそうな土や水を採ってくる
③ 培地に加える:入れておけば勝手に増えていくらしい
④ 観察する:色や形をチェックするらしい
⑤ 片付ける:捨てる
といった手順で進めていくそうです。取扱説明書を熟読する事で、難解な実験方法をここまで噛み砕いて理解する事に成功しました。片付けまでが実験です。
そして、最初の工程である培地作成に必要な機材がこちら。
あまり日常生活で目にする事のない単語が目を引きますね。おそらくオートクレープやクリーンベンチ、ガスバーナーといった機材を所有している家庭はそれほど多くないと思います。で、このうちキットに含まれていないのは
・1ℓビーカー
・液体培地保管用試薬ビン(500ml)
・マイクロピペット200μℓ用
・オートクレーブまたは電子レンジ
・クリーンベンチまたはガスバーナー
・70%エタノール
以上の6点。
適当なもので代用してみよう
まず、容器に関しては容量さえ足りていれば割と何とかなりそうなので、これは楽勝ですね。入れ物なんて入りさえすれば良いのであって、それ以上の事を求めるべきではないのです。
次はマイクロピペット。当然そんなの持ってないので通販で探してみましたが、実は結構高価な品である事が判明。これも他のもので代用することに。要するに量が細かく測れるスポイト的なものがあれば良いはずだと勝手に解釈させてもらいます。
オートクレーブまたは電子レンジ。これは機材を加熱して滅菌処理をする時に使う機材らしいのですが、これもかなり高価な機材のようです。しかし、運よく電子レンジの方は持っているので心配いりません。
クリーンベンチまたはガスバーナーも勿論持っていません。クリーンベンチというのは要するに無菌室みたいな装置の事らしいですが、残念ながら私の自宅には無いようです。取扱説明書によると、オートクレープが無い場合は通常の実験台をよく消毒して、近くでガスバーナーを焚きながら実験をすれば菌が混入しにくいからOK的な記述がありました。なるほど、近くに火があれば良い訳ですね。それならガスバーナーの代わりにローソクを立てておけば何とかなる気がします。
最後に70%エタノールですが、これは上記の実験台を消毒する時に使うようです。確か自宅の去年の大掃除の時にアルコール除菌スプレーを買った気がするので、それでいきましょう。
そんな訳で、足りないものはアマゾンでポチポチ。
思ったほどお金は掛からなかった
さて、いよいよ培地作りの準備が整いました。これまで沢山辛い思いもしましたが、何事も諦めなければ何とかなるものですね。自宅にあるアイテムをフル活用する事で出費も抑える事ができました。
次回は遂に培地作成の模様をお伝えできるはずです。自分で培養したミドリムシに会える日が楽しみですね!