ユーグレナ通信

ユーグレナの凄さを皆で分かち合うブログ。

「食べ物」としてのミドリムシを考える

ものすごい栄養

 こんにちは、毎日ミドリムシのサプリを食べているミドリカワです。

今日は、食べ物としてのミドリムシについて真剣に考えてみたいと思います。

 

これまでも当ブログでお伝えしてきた通り、ミドリムシものすごい栄養が詰まった食品です。

その小さな体に動物性と植物性の栄養素をかねそなえ、アミノ酸ビタミンミネラル不飽和脂肪酸など、59種類もの栄養素が含まれています。しかも93.1%という高い栄養吸収率を誇り、まるで誰かに食べられるために生まれてきたかのような存在そこらの生半可なスーパーフードなんか目ではありません

 そんな、ほぼ完璧な食品であるミドリムシですが、実は致命的な弱点があります。

すごい栄養

すごい栄養

 

 

不味い

 そう、残念なことにミドリムシは不味いのです。私は国内に流通しているほぼ全てのミドリムシサプリをテイスティングしましたが、多少の差こそあれ、例外なく全部不味いと思っています。

今では何となくクセになってしまっているだけで、心から美味しいと思って食べた事は一度もありません

 

私は以前、ミドリムシの味を「大自然の味」と表現しましたが、もうちょっと具体的に言うとウサギ小屋田んぼとろろ昆布の味です。要するに生臭くてヘンな味です。

 

食べ物にとって致命的すぎる弱点

残念ながら、食べ物にとって味というのは非常に重要なポイントです。人間なんて味さえ良ければ死なない程度の毒ぐらい平気で口に入れる生き物ですから。

そう考えると、ミドリムシはいくら栄養満点でも食べ物失格なんです。不味いものなんて誰も食べたがりません

味さえ良ければ平気

味さえ良ければ平気

逆に言えば、そのたった一つの弱点さえ克服できればミドリムシ完全無欠の食品として認められ、パンや米のかわりに世界中で食べられることになるでしょう。

そうなれば、そのうち家庭用のミドリムシ培養マシンが普及するようになり、採れたて新鮮なミドリムシを使った家庭料理が食卓に並び、みんなのお腹を幸福と栄養で満たしてくれる、そんな時代が到来するかもしれません。

 

ミドリムシって美味しいんだね」

かと言って、こんなクセの強い食べ物がどうやったら美味しくなるのか。市販のミドリムシ食品はミドリムシの不味さを巧みに隠しとても食べやすく加工していますよね。

でも、私がやりたいのはそういうことじゃないんです。

ミドリムシの味を全面に押し出した上で美味しく頂けるようにしないと、誰も「ミドリムシって美味しいんだね」とは言ってくれません。

味が認められない限り、ミドリムシは食品として認められることもないでしょう。

  

見ていてください、出雲社長

そんな訳で、私はミドリムシを美味しくいただく方法を真剣に考えてみます。

元の味が良くないだけに容易ではないことは判っていますが、これはきっとすごく価値のある挑戦です。

 

私がミドリムシを救い、ミドリムシが世界を救う

つまりこれは、そういう規模の話なのかも知れません。

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました

出雲社長、私も世界を救おうと思います

ミドリムシの培養実験を開始します

ついに培養実験が始まります

  ミドリムシの培養に挑戦中のミドリカワです。

本日は採取してきた水培地に移し、本格的に培養実験をスタートさせたいと思います。

サンプルその1

新宿白糸の滝より採取

これは新宿中央公園にある「新宿白糸の滝」という場所で大変苦労して手に入れた貴重なサンプルなのですが……採取当時、この水がものすごく泡立っていた光景が頭から離れず、一抹の不安が拭いきれません。

 

泡立った公園の水

泡立った公園の水

 

常識的に考えて、こんなに泡立った公園の水を採取して自宅に持ち帰る人なんてそうそういないはず。誰も持ち帰る人がいないという事は、それだけ価値が無いのか、何かヤバイやつであるという事が考えられます。

 

そんな訳で、念のため他のサンプルも並行して培養し、結果を見比べていこうと思います。

比較対象があった方が観察の視点も広がりそうですし、なにより泡立った公園の水がダメだった時の保険は用意しておいた方が無難でしょう。

これは我ながらナイスアイデア

 

追加サンプルその1:熱帯魚の飼育水

熱帯魚

我が家で飼育中の熱帯魚

私は熱帯魚を飼育しているのですが、その水槽に入っている水を少し拝借してきました。

水槽の水はポンプで循環させているので「止水」ではないものの、長期的に水の透明度が維持されている点から見て、何らかの微生物が水を浄化してくれている可能性は高そうです。

 

追加サンプルその2、水道水

水道水

ちょっと塩素の匂い

自宅で採取した水道水蛇口をひねるだけで簡単に採取することができました。正直、こいつには何の期待もしていないのですが、万が一という事もありますし、比較対象は多いに越した事はありません

 

 では作業を開始します

 作業内容としては、先日作っておいた培地(培養したミドリムシたちの住処になるもの)に水を垂らしていくだけなのですが、培養実験においては「コンタミネーション」に気を付ける事が重要らしいのです。

実は私もよく知らないのですが、どうやらコンタミネーションというのは本来入っちゃいけないものが入ってしまうことらしいです。私だって本来入っちゃいけないようなものには入ってほしくありません

 

そこで、私も独自のコンタミネーション対策を実施した上で作業を開始します。

方法は培地を作成した時と同様で、除菌アルコールスプレーによって実験台(お盆)を丁寧に滅菌し、ローソクの炎によって落下菌に対抗するというもの。

独自のコンタミネーション対策

独自のコンタミネーション対策

 

コンタミネーション対策はバッチリ

 さて、それではサンプル培地に移していきます。

ピペットで水を垂らす

ピペットで水を垂らして

まんべんなく塗り広げる

まんべんなく塗り広げる

以上で作業完了

あとは放置しておくだけで微細藻類が勝手に増えていく予定です。

もう結果が待ち切れませんね。

作業完了

後は待つだけ



 

新宿でミドリムシを採取

培養元サンプルを採取します

 ミドリムシの培養に挑んでいるミドリカワです。今日はついに、培養元となるミドリムシのサンプル採取にやってきました。

今回の企画では、なるべく身近なところで採取したミドリムシを培養・観察することで、その存在をより身近に感じようと思っています。

 

都会のド真ん中でミドリムシを採ろう

新宿

新宿

そんな訳でやってきたのは新宿です。職場がこの近くにあり、私にとって最も身近な場所の一つ。ところで、こんな都会の真ん中でミドリムシを採取するというところに浪漫を感じませんか?

 

では、さっそく採取に向かいましょう。

ミドリムシがいる場所といえば、もちろん水の中です。ネットで詳しく調べてみると

“止水、特に浅いたまり水に多く、春から夏にかけて水田ではごく頻繁に発生する。”

との情報が得られました。つまり水田を探せば良い訳です。

 

新宿で池や水田を見付けるには難しい

しかし、ここは見渡す限りのコンクリートジャングル。おそらく水田を見付けるのは困難を極めることでしょう。

当然、狙うのは池しかありません。

 

とりあえず水たまりや池を探しながらウロウロ歩いてみましたが、なかなか見付かりません。

このままでは私のお昼休みが終了してしまい、ランチにもありつけず、ミドリムシも入手できず、という最悪の状況もありえます。

そんな訳で、スマートフォンを使って周辺の情報を調べてみることに。

 

最初からここに来れば良かった

新宿中央公園

新宿中央公園

そんな訳で、新宿中央公園にやってきました。区立の公園としては最大の面積を誇るというこの公園であれば、ミドリムシの1匹や2匹、容易に採取できるはずです。

 

公園の中を進むと、さっそく水がザボザボ流れ落ちている施設を発見。脇に立てられた看板を見ると、どうやら「新宿白糸の滝」らしいです。

新宿白糸の滝

新宿白糸の滝

水が流れているので残念ながら「止水」ではありませんが、細かい事を気にしていると私のお昼休みが終わってしまいます。

そんな訳でさっさと採取して帰ろうと思ったのですが……なんか、この水ものすごい泡立だってるんですよ。

 

ものすごい泡立ち

ものすごい泡立ち

本当にこの水で大丈夫なんだろうか? 人生初のミドリムシ培養実験にこの水を使って良いのだろうか? いや、それよりもこの水を自宅に持ち帰るのは割と嫌だし、 こんな泡だった水を汲んでる姿を人に見られるのも地味に嫌だ。なんか外国の観光客みたいな人もいっぱいいるし、日本人は泡立った公園の水を汲んで持ち帰る風習があるという誤解を与えてしまうかもしれない。

 などと逡巡していましたが、私に残された時間は残り僅か。もう覚悟を決めるしかありません

 

泡立った水を採取

持参したペットボトルを素早く取り出して手際よく水を採取。

ペットボトルに入れたら思いのほかキレイに見える

ペットボトルに入れたら思いのほかキレイに見える

外国人観光客たちは私を遠巻きに眺めて何やらコソコソ話している様な気がしましたが、話しかけられたりしたら面倒なので足早に離脱。

日本人は泡立った公園の水を汲んで持ち帰る風習があるのです

 

とりあえず、なんとか目的は達成です。後は、これを持ち帰って自宅で培養という楽しい予定が待っています。

ただ、ひとつ気がかりなのは、あの水を何かご利益のある水だと勘違いして持ち帰る人がいたら嫌だな、という事です。

あっぱれみどりくんfx

今日もミドリムシをもりもり食べよう

 

こんにちは、ミドリカワです。今日もミドリムシをモリモリ食べて、地球と自分の健康を救うために頑張ります。

ミドリムシで地球を救うって何のこと?」「頭おかしいの?」「このおじさん気持ち悪い」と思った方は、ぜひ過去のエントリーを読んでみてください。

ミドリムシは私と地球を救ってくれる救世主なのです。

 

さて、今日私を救ってくれる救世主はこちら

あっぱれみどりくんfx

あっぱれみどりくんfx

 インパクト抜群の商品名

  その名も「あっぱれみどりくんfx」。

なんだか無闇にかっこいい名前ですよね。思わず口に出してしまいたくなります。

 まず「あっぱれ」というのが良いですね。あっぱれというのは感動や賞賛をあらわす言葉であり、なんだかとても凄そうな雰囲気を醸し出しています。

 

それでいて唐突な「みどりくん」です。おそらくパッケージに描かれているキャラクターがみどりくんなのでしょう。ミドリムシを擬人化したような見た目で、つぶらな瞳がそこはかとなくキュートです。

 

みどりくん

おそらく彼がみどりくん

 そしてとどめに「fx」。我が国では昔からfxという文字を名詞にくっつけて格好良さや凄さを演出するという風習がありますが、これはそのパターンに違いありません。

いまいちピンと来ない人もいるかもしれないので、簡単に具体例を挙げておきす。

 

(A)ミドリカワノリユキ

(B)ミドリカワノリユキ FX

 

どうですか? 後者の方が圧倒的に凄そうに感じませんか? これが「fx」の力です。

そんな言葉の魔術によって愛くるしい見た目のみどりくんに「あっぱれ感」と「fx感」がプラスされ、そのギャップがすさまじい存在感を生み出しているのです。

 

いただきます

さて、前置きが長くなってしまいましたが、あっぱれみどりくんfxを食べてみます

まずは容器のフタを開けて匂いを確認。ユーグレナらしい、ホームセンターのペット売り場のような香りが漂ってきます。

あっぱれみどりくんfx

あるいは小学校のウサギ小屋

そして実食。もちろんサプリメント上級者である私には水など不要です。いつものようにテイスティングを行いながらゆっくりと口の中で溶かします。

 

他のユーグレナサプリ同様、ほのかな旨味塩味甘味が感じられますが、かすかな酸味も追い掛けてきます。味は比較的おだやかな部類ですが、あまり感じたことのない複雑なニュアンスもありますね。このサプリはユーグレナ以外にビルベリーエキスヒアルロン酸といった成分が配合されているので、それらのフレーバーが潜んでいるのかもしれません。

 

ちなみに、ビルベリーというのはブルーベリーの一種で、アントシアニンを豊富に含むフルーツ。抗酸化作用に定評のある成分で疲れ目なんかにも効くという話ですが、ユーグレナサプリに配合されているのは珍しいですね。パソコンやスマホで目が疲れている人には魅力的な成分かもしれません。

 

ちょっとユニークなサプリでしたね

 名前といいといい成分といい、なかなか個性的なサプリメントでしたね。毎日ユーグレナサプリを食べている身としては、たまにはこういうちょっと変わったやつがあると嬉しいものです。

ただ、サプリの内容としては、もっと「あっぱれ感」や「fx感」があっても良かったんじゃないか? というのが正直な意見

ちょっと名前負けというか…私の期待が大きすぎただけかもしれませんが、その点だけはちょっと残念です。

あっぱれみどりくんfx

fx

 

タケダのユーグレナ

 

あの「タケダ」のサプリです

 

ミドリムシの培養チャレンジサプリメント資格講座で小忙しく過ごしているミドリカワです。おかげ様で充実した毎日を過ごさせて頂いております。

今日も過剰にストックされた自宅のユーグレナサプリをモリモリ食べて必要以上に元気な暮らしを送りたいと思います。

 

で、今日選んだサプリはちら。

 

タケダのユーグレナ 緑の習慣

タケダのユーグレナ 緑の習慣

 こいつはアリナミンベンザブロックなんかでおなじみの、あのタケダが作ったユーグレナサプリメント。その名も「タケダのユーグレナ 緑の習慣」。

わざわざ「タケダの」と社名をアピールしてくるあたり、自社のブランド力に対するちょっとした自信みたいなものがうかがえますね。

 

タケダのユーグレナ 緑の習慣

「タケダの」!

 

ユーグレナサプリでは珍しい著名なメーカー

確かにユーグレナサプリのメーカーは一部のサプリメントマニア以外には知名度の低い会社が多いので、タケダという著名な企業が作っているというのは、それだけで結構なアピールになるのかもしれません。

 

しかし、私はサプリメント上級者にしてユーグレナ愛好家。しかもサプリメント管理士サプリメントアドバイザーを志望する人間なので、ブランドという魔法に惑わされる事なく、サプリの本質をしっかり見定めなくてはなりません。

 

ちなみに、タケダのユーグレナにはいくつか種類がありまして、

通常の「緑の習慣」のほかに、「緑の習慣 青汁タイプ」、「緑の習慣 DHAEPA」と、合計3つのバリエーションがラインナップされています。

本日頂くのは、無印の「緑の習慣」です。

 

いただきます 

タケダのユーグレナ 緑の習慣

濃い緑色のカプセル

緑の習慣無印はカプセルタイプ。こいつの最大の特徴は大麦若葉明日葉ケールという3種類の青汁野菜が配合されているところです。

 

同じ栄養満点の緑色の物体同士、なかなか相性は良さそうですね。青汁といえば「まずい、もう一杯」という八名信夫さんのCMで一世を風靡したキューザイの青汁ですが、その原料が入っているとなると、やはりが気になってしまいますね。

 

カプセルタイプなので普通に飲めば味や匂いはほとんど感じないのですが、せっかくなのでじっくりテイスティングしながら頂くことにしましょう。

 

カプセルを口に放り込み、舌の上で溶かしながら慎重に味を探っていきます。

なかなかカプセルが溶けなくてじれったいですが、辛抱強くカプセルを舐めます。

 

さあ、いったいどんな味なんだ!? どれほど苦いんだ!?

 

期待に胸を膨らませて挑んだものの、残念ながらすごくオーソドックスなユーグレナ。苦みはほとんどなく、いつも通り生臭い昆布みたいな味でした。もはや慣れ親しんだ普通の不味さ。ちょっとガッカリです。

 

 

タケダのユーグレナ 緑の習慣

大麦若葉・明日葉・ケール

いやだってほら、こんな風に「大麦若葉・明日葉・ケール」なんてでかでかと書かれていたら、やっぱりいつもと違う味に期待しない訳にはいかないじゃないですか。青汁野菜が入ってたら青汁味を期待するじゃないですか。

 

なのに、普通…!

  

 

タケダはユーグレナに本気

 そんな普通の味がする緑の習慣ですが、どうやらタケダは割と本気でユーグレナサプリを推しているらしく、広告宣伝にも力を入れている様です。宇宙飛行士 毛利衛さんが出演するCMも放映されているので、興味のない人でも名前ぐらいは聞いた事があるかもしれません。

ところで、このCMに宇宙飛行士である毛利さんを起用したのは流石としか言いようがありません宇宙食未来の食品として期待されているユーグレナのCMですから、毛利さん以上の適役はそうそう見つからないんじゃないでしょうか。

 

ともあれ、こうやって大きなメーカーが頑張ってユーグレナ業界を盛り上げてくれるのは、ファンとしては嬉しいかぎりですね。味こそ普通ですが、素晴らしいですね。

 

微細藻類の培地作成

培地作成に着手!

 

ミドリムシの培養に挑戦しようとしているミドリカワです。

微細藻類に関する知識なんてほとんど無いまま「Feel so Scienceキットシリーズ#012 微細藻類培養キット」を購入したものの、必要な機材が足りないという問題にぶつかり、思いのほか高かったハードルにくじけそうになっておりました。

しかしどうにかこうにか必要機材の代用品になりそうなものamazon.co.jpで調達し、ついに培地の作成という最初の工程にたどり着く事に成功いたしました。ここまで随分長い道のりでしたが、ようやくスタートラインに立てたような気がします。

 

苦心して調達した機材

苦心して調達した機材

手順を守って慎重に進めていきます

今回作るのは「淡水寒天培地」と「淡水液体培地」の2つ。培地というのは微細藻類を住まわせる家みたいなものです。

では、さっそく培地の作成に取り掛かりましょう。取扱説明書に書かれている手順を守って慎重に進めてまいります。

 

 

【手順1】

海水培地を開封し、1Lビーカーに全量を加えます。

培地作成の手順

いきなりダウト

ちょ、 ちょっと待って!

用意するものの欄には淡水培地と書かれているのに、最初の手順が「海水培地を開封」? これは誤表記に違いありません。今回作るのは淡水培地なのだから淡水培地を入れるに決まっています。危ないところでした。

この取扱説明書の事が少しだけ信じられなくなってしまいましたが、気を取り直して先に進みましょう。

 

 

【手順2】

蒸留水1Lを加えて良く攪拌し、培地を懸濁します。

 

Amazon.co.jpに売っていた蒸留水はやけに高かったので、代わりに精製水を用意しました。どうせ大した違いなんてないだろうし、これで十分でしょう。

精製水

2リットルで300円ちょっと


この水と淡水培地の粉をペットボトルに入れて、ジャブジャブ振って混ぜ合わせます。攪拌して懸濁するっていうのは、きっとそういう事です。

攪拌&懸濁

ペットボトルに入れてよく混ぜます


 

【手順3】

液体培地を作成する場合は、必要量を別の試薬ビンに移します。

 

試薬ビンの代用品は先ほどの軽量カップ。ただ水を入れて保管しておくだけなので、入れ物なんか何でも良いはず。最初に取扱説明書を読んだ時は「ええっ、試薬ビンなんて持ってないよ!どうしよう!」とか「ええっ、クリーンベンチなんて持ってないよ!どうしよう!」と、いちいち不安になっていましたが、用途にさえ合っていれば道具なんて何だって良いのです。この培養キットと出会うことで、私はそういう柔軟さを身に着ける事ができた気がします。

 

【手順4】

作成する寒天培地の量に合わせて、アガーを計り取りビーカー中に加えます。アガーの濃度は15g/Lに調整してください。(寒天培地と液体培地を500mLずつ作成する場合は500mLに移し分けた培地に7.5gのアガーを加えて下さい)。

 

アガーというのは凝固剤の事で、寒天とかゼラチンみたいなものらしいです。お菓子作りが好きな方だったらご存知かもしれませんが、私は初めて知りました。

で、私は手順の後半部分に書かれているように寒天培地と液体培地を500mLずつ作ろうとしているので、ここでアガーを7.5g計り取る必要があるわけです。

培養キットに入っているアガーは1袋あたり15g入っているそうなので、半分入れればOK。とは言え目分量というのも不安なので、念のためキッチンスケールで計りながら進めていきます。とりあえず全量を出してみたところ

 

タニタのキッチンスケール

12g?

キッチンスケールいわく、 12gしかないそうです。

キットに入っていた量がいい加減だったのか、このタニタのキッチンスケールがいい加減なのか…なんだか急にお酒が飲みたくなってきましたが、こんな事ぐらいで諦める訳にはいきません。

 

適当に投入しました

適当に投入しました

 

【手順5】

ビーカーの口をアルミホイルで軽くふたをし、121℃、20分以上のオートクレーブ処理をした後、60℃程度まで冷まします。※ビーカーの口をビニルラップで軽くふたをし、電子レンジにて寒天の粒子がなくなるまで繰り返し沸騰させて溶解してもかまいません。ただし細菌類や真菌類の胞子は死滅しにくいため、コンタミネーションの可能性があります。淡水寒天培地、淡水液体培地の両方を滅菌処理してください。

 

だんだん難しくなってきましたね。ふつうのサラリーマンである私にはかなり高い要求のように感じます。

もうオートクレーブ処理とかコンタミネーションのくだりなどはさっぱり理解できませんが、「寒天が溶けるまで電子レンジで温めればOK」というプランBが用意されているようなので、もちろん私はそちらでいきます。

プランBを実行

プランBを実行

 

 

【手順6】

クリーンベンチ内でシャーレを開封し、淡水寒天培地をシャーレの1/2の高さまで加え、蓋を閉めて培地が固まるまで待ちます。※通常の実験台でも、実験台を70%エタノールでよく消毒し、ガスバーナーを焚いて落下菌を防ぐことでコンタミネーションを大幅に減らすことができます。

 

クリーンベンチというのは、要は無菌室みたいな設備のことみたいです。残念ながら我が家にクリーンベンチというものはないので、ここでもプランBを採用。コンタミネーションというのは何だか良くないものの様なので、できれば私も避けたいと思います。

実験台(お盆)をフマキラーのアルコール除菌スプレーで入念にふき、さらにガスバーナーの代わりに用意したカメヤマのローソクに着火。理解できない事を難しく考えても仕方がありません。きっと火があれば良いのです。

 

独自のコンタミネーション対策

独自のコンタミネーション対策

わあ、なんだかちょっといい雰囲気。幼い頃、両親に祝ってもらった誕生日の事を思い出します。あっ、いま妖精が見えたよ!本当だよお母さん!

こんな風にローソクの灯りの下で培地作りをしていると、日頃の嫌な事なんて吹き飛んでしまいそうですね。この培養計画はきっとうまくいく。今なら心からそう信じられます。

  

そんな訳でコンタミネーション対策もバッチリできたので、キットに入っていたシャーレを取り出し、中に寒天培地を注いで完了。あとは冷やしておくだけです。

 

培地が完成

厳かな雰囲気の中、ついに培地が完成


培地が用意できたので、次はいよいよ培養の工程に入ります。「Feel so Scienceキットシリーズ#012 微細藻類培養キット」、本当に買って良かったです。

サプリメント専門家への道~仕切り直し~

現在、3つのサプリメント資格を受講しています

こんにちは、サプリメントの専門家を目指しているミドリカワです。

私は3つのサプリメント資格講座に申し込んでいます。現在、そのうち2つの講座に着手し並行して学習を進めている訳ですが、最近ちょっと気になっている事があります。

 それは、今の学習方法は効率が良くないんじゃないかという事です。

9冊のテキスト

2講座分のテキスト、合計9冊

それというのも、この2つの講座は内容が割と被っている事もあり、どっちの講座がどこまで進んでいて、どの内容がどっちの講座で習った事だったのか…といった感じで頭が混乱してしまい、内容がごっちゃになってしまう事もしばしば。

 当初はどうせ似たような内容を覚えるんだからまとめてやっちゃった方が早いだろうと思っていたのですが、どうやらそういうものではなかった様です。

私がやろうとしていたのは、例えるならウィンドウズ8とウィンドウズ8.1とウィンドウズ10のガイドブックを並行して少しずつ読み進めるようなものだったのです。

 

つずつ順番に終わらせていこう

そこで一旦状況を整理してみた結果、まずは一つの講座を集中的に進めて資格を取ってしまうのが良いのではないか? という結論に至りました。

講中の講座はどれも通信制なので、カリキュラムを進めるペースは自分で調整することができます。つまり、受講期間なんて自分のさじ加減ひとつ。認定団体が定めている受講期間内であれば、しばらく寝かせておいて、後でゆっくり手を着けたって良いのです。

 

並行して講座を進めるのは上記の問題のせいで効率が上がらないし、重いテキストを何冊も持ち歩くのは正直辛いんです。最近やけに腰や肩に疲労を感じるのは、きっとテキスト満載で私の通勤カバンがパンパンに膨らんでいる事と何らかの関係があるに違いありません。

そんな辛い思いをするぐらいなら、一つずつ順番にこなしていった方が良いに決まっています

それに、1つでも早く講座を終わらせる事ができれば、それだけ早くサプリメント有資格者という肩書を手に入れる事ができます。つまり、私はただのサプリメント好きのおじさんではなくなり、サプリメント専門家としての第一歩を踏み出せるのです。自分のモチベーションアップのためにも、まずは早く取れそうな資格から取っていくというのは良い手段なのではないでしょうか。

 

 

計画性は思った以上に重要だった

 という訳で、まずは一番早く取得できそうな「サプリメント管理士認定講座」を一気に終わらせてしまう事にしました。

以前にも紹介しましたが、この講座は3冊(+別冊)のテキストでの学習を終え、試験問題集で合格点を獲得すれば終了。各テキストのボリュームは94+142+94+28(別冊)の合計358ページ。以前読んだ京極夏彦の小説は1300ページ以上あったので、それと比べればどうという事はありません

そのくらいなら、集中して学習を進めれば1週間くらいで資格を取る事だって可能なんじゃないでしょうか?

そう考えると、私が「サプリメント管理士」になる日も思いのほか近いのかも知れません。

 

今回の経験を通して、物事を始める時には何よりも計画性が重要なのだという事がよくわかりました。皆さんも、同じような資格講座を複数同時に受ける場合には十分気を付けてください。